今回はサウンドミドルウェア、「CRI ADX2」の紹介をしてみようと思います~
ミドルウェアがどういうものかという説明をしながら、今回の記事では
Unityに実装することを前提に話を進めていきます。まずは準備編です!
サウンドミドルウェアとは?
「ミドルウェアってなんですかそれ?」って感じですよね。簡単に言うとゲームにサウンドを実装する時、細かいプログラミングをして制御しなくても、「ミドルウェアを挟めば簡単にサウンド制御できるよ!」ということです!
…ちょっとわかりにくいですね。
実例を使って説明しましょう!
【BGMのイントロ付きループを実装する場合】
プログラムで制御を行う場合は、タイムやサンプル数をデータから計り、ループポイントでループするようにコーディングしなければなりません。でもこれ、曲ならいいのですがや30曲となるとそれぞれのBGMに対して個別にプログラミングすることになりませんか?大変ですよね?
そんな作業を減らしてくれるのがミドルウェアです!ツールでぽいっと設定して終了です!
その他にも、
・ピッチの変更、ランダム再生
・エコーやディレイなどのフィルタ適用
・ボイスが鳴ったら、BGMを自動的に下げる(ダッキング処理)
・独自のコーデックでファイルサイズを削減…等
これらの基本的な機能を手軽に実装することができます。
ADX2の詳細を見てみよう!
下記のURLからCRI(シーアールアイ)・ミドルウェア社のダウンロードページへアクセスします。
http://www.adx2le.com/download/index.html
ここでお気づきと思いますが、「LE版?なんだそれ?」となると思います。
これが個人、学生、インディーズゲーム開発者向けの製品になります。
法人企業の方は別途、別口から手続きを踏まないといけませんが、ここでは省略します。
使用条件は下記になるので必読です!
http://www.adx2le.com/copyright.html
主には、下記の条件が一番大きいところかと思われます。
・コンテンツの配信元が自身であること(販売権を自身で持っていること)
・コンテンツの売上が1,000万円以内であること
いくつかありますが、便利なツールを無料で使わせてくれるのでこれくらいはしてやりましょう!(笑)
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ADX2をダウンロードしてみよう!
それでは!下記のURL先から規約に同意してダウンロードを行いましょう!
http://www.adx2le.com/download/index.html
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、cri\tools\criatomexの中にある「CriAtomCraft.exe」がお目当てのツールになります。
ADX2というのは他に含まれているツールやSDKの総称であり、実際に制御する際には「CriAtomCraft」というオーサリングツールを使用します!
今回は以上です!次回は、実際にツールを開いてどのように制御を行うのか見ていきましょう!
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